仕事を早く辞めたいのに転職先が決まらないと焦りますよね。
辞めてからの転職は不利になるともよく聞きます。
「今の仕事を辞めたいが、次の転職先が決まらず焦ってしまう」
「辞めてからの転職活動は不利になるの?」
というお悩みにお答えします。
決まらない期間が長引くほど自分自身を責めてしまいがち。
転職には運とタイミングも必要なので、実力がないから転職できない訳ではありません。
当記事では転職が決まらない時の対処法をご紹介します。
仕事辞めたいのに転職先が決まらない!焦りながらの就活は妥協する結果になりがち

今の仕事を働きながら転職活動するのって、結構なハードワークになります。
当たり前ですが、辞めたいと思っている今の仕事で心身ともに疲れてることがほとんどだからです。
しかし次の転職先が決まる前に辞めてしまうのは、例外を除きおすすめできません。
転職先が決まらない3つの理由。焦りから妥協へ

焦りから不安、そして妥協へ
転職先が決まらない焦りをなぜ感じるのでしょうか。
その理由を3つご紹介します。
①面接を何度も失敗し、このまま一生仕事が見つからないのでは?と不安になってくる
「なんど面接を受けてもまた失敗・・・このまま一生仕事が見つからないのでは?」と不安になってきた・・・
複数の会社を面接しても、何度も失敗してしまい、「次受ける会社もまた失敗するのでは?」と、不安になってしまいがちです。
面接は誰だって緊張しますし、自分の本領を発揮できることの方が少ないものです。
面接で失敗するのは、必ず理由があります。
大抵は準備不足なことがほとんどです。
自己分析は済んでますか?やりたいことがハッキリと整理できているでしょうか。
志望動機と自己紹介の2つ、ここが具体的にスラスラと答えられるなら大丈夫です。
紙やノートに書き出してみると、頭の中を整理できます。
面接についての本やネット上の情報から勉強してみるのも手です。
緊張するのは誰しも同じです。
企業の人事担当者もそんなことはよく分かっています。
むしろ、しどろもどろでも懸命に話す姿は好印象を与えます。
事前準備で8割決まる、と言っても過言ではありません。
②転職の失敗を繰り返すことで自分に自信がなくなってしまう
何社も受けて転職を失敗してしまうと、「この先自分は一生働けなくなるんじゃないか」と、マイナス思考に陥ってしまう人も多いです。
失敗したらその会社とは縁が無かったと、潔ぎよく諦めて次の行動に移るべき。
転職ってマッチングの問題です。相性ってあります。
くよくよと悩むくらいなら、考える暇がないくらい転職活動に励んだほうが良い結果につながります。
家に閉じこもって、じっとしているとまた考えて塞ぎこんしまいます。
そんな時は転職セミナーやハローワークに行って就職相談など受けてみると、耳よりな情報が入ってきますし精神衛生上も良いです。
これからの生活が掛かています。
自信を失ってくよくよ悩んでいる時間はもったいないだけです。
③就職できることが目的になってしまい、雇用待遇を妥協してしまう
なかなか転職先が決まらず焦り始めると、当初思い描いていた希望条件から外れた会社でもいっかな、と妥協し始めます。
さらに妥協が進むと、転職できればどこでも良いかな、と転職の本来の目的を忘れ、就職できることが目的になってしまいます。
こうなると、転職できてもまた転職を繰り返す、という負のループに陥ります。
仕事内容は実際に働いてみないと判らない側面もありますが、雇用待遇は事前に知ることができます。
なるべく低ストレスな仕事を選ぶようにしましょう。
経験上、以下を満たしていればまず安心できます。
- 年間休日125日以上
- 残業が月に20時間以下
- 年収が平均以上
- 自宅から近い
ここを妥協しちゃうとストレスが溜まります。
悪い待遇の会社は社員のストレスも溜まっているので人間関係も良くないことが多いです。
ただし上を見すぎないで下さい。
あなたが生活できるレベルの中で妥協せずに選びましょうというお話です。
焦りを感じるほど転職が決まらない人に共通の特徴3つ

焦るほど転職が決まらなくなる
転職が決まらない人には、実はいくつかの共通点があります。
もし1つでも当てはまるものがあれば、自分自身を変えていく努力も必要です。
①自己分析ができておらず人に流されやすい
自己分析ができない人は「そんな感じです」「とりあえず」という言葉をよく使います。
面接の時に自分の強みや長所や短所をちゃんと伝えられず、面接官の質問に答えるだけで終ってしまうことはないですか?
このように自己分析ができてないまま面接を受ければ、「自分の会社にメリットがでるのか?」と会社側は疑問に思い、不採用と判断するでしょう。
まずは自己分析をきちんとすること。
今は転職サイトやWebで簡単に自己分析ができます。
自己分析をしっかりと行い、自分の強み・弱みをはっきりさせてから転職活動にのぞみましょう。
②転職の理由・目的がふわっとしている
「お金が無いから・・・」「してみたい仕事だから」と、志望動機があいまいだと本気で転職している気持ちが伝わりません。
履歴書の志望動機を見ても、あいまいで短い文書で書いていませんか?
これでは面接の時に志望動機を聞かれても、理由や目的をうまく話せるはずがありません。
志望動機を最も重視する会社がほとんどです。
あいまいな志望動機であれば「適当に仕事されるのではないか?」「すぐ辞めるのではないか?」と、マイナスイメージを持たれてしまいます。
受ける企業を決めたら「どんな会社なのか」「自分がこの会社に入りたい理由」をよく考え整理してから志望動機欄に記入し、面接でも答えられるよう準備しておく必要があります。
③面接での失敗をマイナスに受け止めてしまうネガティブ思考の持ち主
「また、失敗した・・・」と、面接で失敗したことをいつまでも引きずって、次の面接もまた失敗してしまうと思い込んでいる人がいます。
「失敗ばかりでもう駄目だ」と悩んでは、ため息ばかりついていませんか。
そんなネガティブ思考なので、次の面接に行ってもまた同じ失敗をすると思い込んでしまい、負の連鎖に陥ってしまうパターンです。
まずは、失敗をしたらどんな失敗だったのかを振り返りましょう。
原因をきちんと分析するのと、くよくよと悩むのは全く別物です。
何かしらの改善点は見つかるはずです。
ポイントは冷静に自分を見つめることですが、分析は淡々と行いましょう。
悩んでしまうのは本末転倒です。
改善点が見つからない時は、ただ単にその会社と相性が合わなかっただけです。
悩むくらいなら次の面接をどんどん受けてしまいましょう。
また、無理にポジティブになる必要はありません。
ただ淡々と面接をこなす、そういう気持ちで臨んだほうが上手くいきます。
転職先が決まらない焦りへの対処法。妥協しないことが大事

焦りには対処法がある
転職が決まらなくて焦ってばかり過ごす日々は辛いですよね。
焦りは雇用待遇を妥協してしまう結果につながります。
次は、転職先が決まらない焦りへの対処法をご紹介します。
焦りの原因を紙に書き出してみる
「焦る気持ち」と「自分はどうしたいのか」を紙に書き出す事で頭の中を整理できます。
人は漠然とした不安がある時がいちばん焦ります。
これは頭の中で情報が整理できてないから起こる現象です。

マインドマップは情報の整理に有効
マインドマップというやり方があります。
簡単に説明すると、紙の真ん中に一番大事だと思うことを一つ書き出し、それに関連する思い付いた事柄を枝葉のように付け足していくやり方です。
面倒くさそうと思うかもしれませんが、自分のやりたい事や外せない条件など、書きなぐるように洗い出していくことで頭が整理されていきます。
そうすると、気持ちもスッキリとしてこれから何を始めていこうか、次の一歩を冷静に踏み出す事ができるようになります。
紙に書き出すことで、精神的に落ち着くという効果もあります。
誰かに見せるものでもないので、思い付いたことをドンドン紙に書いていきましょう。
頭の中で整理した事を家族や友人などへ話すことで、前向きな気持ちになれる
紙の上で整理したことを、人に話すことでさらにスッキリさせることができます。
他人に話すことでさらに情報が整理され、精神的に落ち着けるメリットもあります。
話せる人がいる場合はどんどん人に情報をアウトプットしていきましょう。
内容によっては「話し相手がいない・・・」という場合もあるかと思います。
そういう時は転職エージェントに相談するのもおすすめです。
転職エージェント(アドバイザー)は転職のプロ。
求人先を紹介してくれるだけでなく、転職者のどんな悩みにも相談にのってくれます。
転職エージェントについての詳細は後述します。
短期間の旅行などでリフレッシュする時間を作る
2~3日でいいので、旅行などリフレッシュできる時間を作るのも良い方法です。
何をしても焦る気持ちで、転職活動が進まない場合は、現実から一旦離れてみるのも手です。
知らない街に旅行に行ってリフレッシュすると、スッキリとした気分になり、心の切り替えもできます。
なので、ずっと転職サイトや履歴書とにらめっこをしていて行き詰った時は、少し気分転換も必要です。
決まらない焦りを転職のエネルギーに変換できる心構え3つ

焦りはエネルギーに変換できる
転職を上手くいかせる心構えを3つご紹介します。
転職が決まらないと焦り、気持ちが凹んだ時はこの3つの心構えを思い出してください。
①失敗は悪いことではない。そこから学ぼうとする姿勢が大事
「わたしは失敗していない。上手くいかなかった方法をたくさん発見しただけだ」
は、どこかで聞いた言葉ですね。
この考え方、わたしはとても共感できます。
だって、失敗しても前向きにしか思えないですもんね。
失敗をしたからこそ、その原因を深く知り、次の対策に生かせることができるという前向きな姿勢です。
なので転職で失敗をしても焦る必要なんて全くなく、失敗から色々なことを学んでるので大いに成長していると考えて下さい。
②転職は誰にとっても難しいもの。乗り越えると明るい未来が待っている
誰だって簡単に転職ができれば焦ったり悩んだりしません。
しかし、簡単にいかないからこそ、成功した時の喜びが大きく、次の活力へ繋がっていきます。
「苦労は買ってでもしろ」とよく言いますよね。
わたしはこの言葉、無責任に聞こえてしまって好きではありません。
ストレスで壊れてしまっては元も子もないですから。
しかし苦労を乗り越えた時、人は必ず成長してます。
今は苦労の日々でも、乗り越えれば明るい未来が待っていると思えば、焦ってる暇なんてもったいないと思えてきます。
楽しい未来をイメージするだけで前向きな気持ちになれます。
転職活動はあくまで前向きに、淡々と励むのみです。
強く力んですることではありません。
③やるべき事をしっかりとやりさえすれば転職は必ず上手くいく
やるべき事さえやっていれば、上手く行かない時でもそれは縁がなかった、と気持ちを次に切り替えることができます。
そして数をこなすほどあなたの転職スキルは向上し、必ず上手くいく時が訪れます。
焦ることはありません。
やるべき事をまとめておきます。
- 自己分析:面接で自己紹介が具体的にできるようになる
- 転職の理由を明確化:はっきりとした志望動機につながる
- 失敗と思わない:焦らずに転職活動ができる
淡々とした心持ちで数をこなしていけば、結果は勝手に付いてきます。
会社を辞めてからの転職は不利になる?

結論から言うと、不利になることが多いです。
以下、詳しく解説します。
会社を辞めてから転職する5つのデメリット

辞めてからの転職はデメリットが大きい
退職してしまってから転職するデメリットを5つ紹介します。
①経済的に焦ってしまい転職が失敗しやすい
これが最大のデメリットです。
「貯金がなくなる」など金銭面で焦りが生じ、「どこでもいいから早く就職先を決めなければ」と転職先を妥協するという羽目になっている人は少なくないです。
また、このストレスは選考に落ちる度に大きくなるのが厄介で、精神的にも追い詰められます。
ちなみにリクナビNEXTの調査によると、転職活動で使った金額は、平均54万円になってます。

引用元:リクナビNEXT
ほとんどは転職活動ではなく、生活費や家賃に消えてしまうようです。
金銭面、そして精神面に余裕をもって就職活動を行うことは、希望の転職先に就けるための必須条件の一つです。
社宅住まいの人は引っ越しすることになるので、特に家族のいる方、貯金が十分にない方は、思い付きで辞めないようにして下さい。

②職歴にブランクができてしまう
会社を辞めてから転職活動を始める時に、入社まで3ヶ月程度かかると見ておくべきです。
しかしなかなか転職が決まらないと、もっと長いブランク期間ができてしまうことになります。
仕事って、1ヶ月でも休むと感覚を忘れてしまったり、働くモチベーションが落ちることがあります。
これを企業側も不安に感じ取っていて、マイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。
長期戦になればなるほど、企業側が受け取るイメージは悪くなりがち、ということを覚えておきましょう。
③自己管理力がないと疑われる
先に現職を辞めてしまってから仕事を探すということに余程のしっかりした理由がないと、就職希望先の企業から不審に思われてしまうリスクがる、ということを前もって理解しておく必要があります。
優秀な人材の多くは現在の仕事を継続しながら次の転職先を探している傾向があります。
そのような中、仕事を先に辞めてしまうと採用企業側から「転職のリスクを把握していないのではないか?」「自己管理ができていない」と受け取られる可能性が高くなります。
いらぬ詮索を受けないためにも、在籍中に次の仕事を探していくことをおすすめします。
④入社時の条件交渉が不利になる
転職活動が長引くと、精神的に辛くなってきます。
「貯蓄が底をついてきた」「本当に就職できるのだろうか」といった焦り・不安が襲ってきます。
その様な精神状態の中、一社からでも内定をもらった場合、きっと安心感に包まれるでしょう。
ですがこの安心とは裏腹に、提示される給与や配属部署などの条件が自分の理想と違った場合でも、転職活動の辛さを思い出して「早く転職活動を終わらせたいからこの条件でも仕方がない、応じよう」と考えるようになってしまいます。
希望を追い求めて転職活動を始めたにも関わらず、妥協することになり、仕方なく転職したとなると、その転職は失敗だったと後で後悔することにつながります。
そうならないようにするために、転職活動は在職中に行うことが基本となります。
⑤現在の職場の良さに気付いた時にはもう戻れない
実際に転職活動をしてみて分かることあるあるですが、「あれ、今の会社ってそれほど悪くないんじゃないの?」と感じる人も結構います。
そんな時、退職した後だともう戻ることはできません。
一度転職活動をして外から自分の会社を見たことで「実はいい会社にいる」という自覚を持つようになり、前よりも今の会社が好きになったという人もいます。
現在の会社に残るなら、残業の少ない部署に異動届を出してみるのも手です。
また、自己分析をじっくりしたら、自分のやりたいことは今の会社でできると気付けたという人もいます。
このように、転職活動を一度経験すると、今の会社でより気持ちよく働ける可能性があります。
そのため「残る」という選択肢を残しておくためにも、在職中に転職活動を行う方が後悔しない結果につながりやすいです。
会社を辞めてから転職活動をするメリットはないの?

じっくりと自分を見直せる
辞めてからの転職にメリットがある場合もあります。
仕事に振り回されず転職活動に専念できる
在籍中の転職活動は、社内にバレずに行うのが鉄則です。
上司とか同僚とか、人間関係で面倒なことが色々とあるためです。
しかし転職活動を行うにはどうしても休暇を取らねばならない時もあります。
特に忙しい職場だと休暇の理由をしつこく聞かれるケースもあります。
このような精神状態では落ち着いて転職活動に専念できませんよね。
じっくり自分の人生を見直す時間ができる
自己分析をじっくりできるということです。
仕事を辞めてからだと自分を見直す期間が十分に取れます。
その結果、より理想とする職場へ就職できるかもしれません。
「すぐに入社できる」が強みになることも
仕事を辞めてから転職活動をしている人の魅力として、企業側が考える唯一とも言えるのが、すぐにでも働けるという点。
内定をもらった次の日からでも働けますからね。
でも実際は、これを有利な点として考えている企業は正直少ないと思います。
とにかく人が足りていなくてやばい会社ならまだしも、ある程度規模が大きい企業であれば、明日から入社してもらわなくてはならない何てことはなく、どの企業も内定から1ヶ月後程度を入社の目安に考えているのが普通です。
会社を辞めてから転職活動して良い人
- すぐに辞めなければ心身を壊してしまいそうな限界な人
- 現在の仕事が忙しすぎて転職活動の時間を確保できない人
- スキルや経歴に絶対的な自信がありすぐに内定が出そうな人
特に身体を壊してしまいそうな人は転職云々の前に、休みを取ることの方が大事です。
健康を損ねたまま働き続けると、就労不能な健康状態にまで悪化し、それこそ「人生詰んだ」ことにもなりかねないからです。
現在の仕事が忙しすぎて時間がとれない人も辞めてからの方がメリットが大きいです。
どうしても時間を確保できない人がそのまま転職活動すると、希望条件を妥協しがちになるからです。
ただし、迷っているなら「金銭面の焦り」などのデメリットが大きすぎるので、辞める前に転職活動をしたほうがベターです。
転職活動は職場の人にバレないようにひっそりと進めること

転職活動はひっそりと虎視眈々と
辞めずに転職する人ならではの注意点が、職場の人にバレないように内緒で転職活動を進めることです。
「転職活動をしている」と社内で噂になると転職活動を進めるのが気まずくなりますし、転職をやめた時も今の会社に居づらくなります。
仲の良い同僚でも、ポロっと話してしまうと取り返しのつかないことになってしまいます。
上司にまで話が届くと、会社によっては部署異動などの辞めさせない工作や子会社へ出向とかのいわゆる「左遷」を受ける可能性もあります。
社内で「あの人、転職活動をしている」という噂はすぐに広がります。
「まずは上司に相談しないと筋が通らないのでは?」と考えてしまう人は注意が必要です。
多くの場合、相談したことが良い結果につながることは稀です。
内定を貰ってから、まずは直属の上司から順に伝えれば済むことです。
一人で転職活動をしない方がいい

一人での転職活動は孤独になりがち
在籍しながらの転職活動は孤独になりがちです。
あなたが早く今の仕事を辞めたいと願うほど、焦りと不安で妥協した転職活動になりやすいです。
誰かに相談したいと思うのが普通です。
どのくらいで内定が出そうか、前もって転職エージェントに相談しておく
おすすめできる相談相手は「転職エージェント」です。
転職のプロ(アドバイザー)に無料で相談できるサービスがあります。
転職エージェントは、よくある求人サイトとは違います。
登録すると担当者が付いて、その担当者と相談しながら転職をどう進めていくか、どこを受けるかを一緒に決めることができます。
例えば、以下のようなサポートをしてくれます。
事前準備
- 一緒に転職の作戦を考えてくれる
- 何をアピールすればいいか一緒に考えてくれる
書類作成
- 履歴書などの作成した書類を添削してくれる。
求人への応募
- あなたに合った求人を探してくれる
- 求人への応募手続きを代わりにしてくれる
面接
- 面接前にアドバイスをくれる
- 模擬面接をしてくれる
- 面接をセッティングしてくれる
内定
- 転職先との給与交渉などを行ってくれる
- 不安なことがあれば企業などに確認してくれる
退職
- 会社との退職交渉の相談に乗ってくれる
実際に転職活動してみると、上記のような手続きと仕事を両立するのはとても難しいと感じるはずです。
今の仕事と転職活動を両立させるためにも活用したいサービスです。
活用するなら2~3社、登録しておくのがおすすめです。
転職エージェントによって保有している非公開求人数が違うからです。
遠慮する必要はありません。
自分の人生です。より良くする可能性は高くしておくのは当然のことです。
転職先が決まってから退職するのが良い理由5つ

転職する時に、次の仕事を決めてから退職するか、次の仕事を決める前に退職しちゃうか、悩む人は多いと思います。
結論からいうと、次の転職先が決まってから退職したほうがメリットがたくさんあります。
その理由を説明します。
①転職しようと思った時にまず不安になるのはお金のこと

不安になるのはお金のこと
転職する時に誰もが不安になることは収入のことだと思います。
今の仕事を辞めてから次の仕事に就けるまでの空白の期間があるのとないのとでは、不安がかなり違います。
次の仕事が決まっていなければ、それまでに貯めた貯金を切り崩しながら転職活動をすることになります。
家賃や食費などはもちろん、転職活動では交通費などのお金もかかります。
毎月、安定した収入がない中で貯金だけが減っていく状況を想像してみて下さい。
不安でしかありません。
しかも、転職活動が長引いた時はより最悪です。
いつ決まるのか焦りになり、その上で貯金が減ってきて不安になるので、精神的にかなりキツくなります。
それを考えると、やはり今の仕事を続けながら次の仕事を探したほうが、金銭面での不安はありませんので精神的にも安心できます。
②退職は次の転職先を見つけてからでも遅くはない

次の転職先を見つけてから
今の仕事に不満がある時はすぐにでも辞めたいと思うかもしれませんが、一度冷静に考えて下さい。
収入が一切なくなるリスクの大きさを考えるれば、次の仕事を見つけてからでも遅くはありません。
転職活動をしている人の多くは、次の転職先を見つけてから退職している人が大多数であるとの調査結果が出ています。
「働きながら転職活動した」という方は76%と、全体の約3/4を占める結果に。
逆に「会社を辞めてから転職活動した」と答えた方は18%。
転職活動は仕事と両立して行う人が多いようです。
- 働きながら転職活動した…… 76%
- 会社を辞めてから転職活動した…… 18%
- 転職活動中に会社を辞めた…… 7%
引用元:リクナビNEXT
このことからも、次の転職先を見つけてから退職することは、転職活動において普通の行為であると言えます。
転職活動をしていることは、自分から言わない限り会社にバレることはありません。
そして職場には内緒で行動するのが基本です。
次の仕事は転職サイトを利用して探すのが一般的で早いです。
転職サイトは無料で利用できますので、まずは転職サイトに登録して、どんな仕事があるのかを探してみましょう。
会社をすぐにでも辞めたいと思っているなら、自分が納得する転職先を見つけるためにも、いち早く行動するべきです。
転職活動には数ヶ月の期間が必要なため、すぐにでも始めないといつまでも今の会社を辞められません。
次の仕事を探すことが一番時間の掛かるところです。
そのため、求人サイトから候補をいくつかピックアップしておき目星をつけておけば、それだけでスムーズな転職ができます。
③雇用条件に妥協せずに転職活動を進めやすい

雇用条件は妥協しない
在籍しながらの転職活動はお金に余裕があるので、精神的な余裕を持てることにもつながります。
反対に余裕がないと、焦りや不安から転職の希望条件を妥協してしまいがち。
転職は、可能な限り「自分の最大限の希望が叶えられる会社で働くため」に行なうものです。
「貯金も底を尽きたし、もうこの会社でいいや・・・」という中途半端な結果で終わってしまうのはとても残念なことです。
雇用条件を妥協して転職したことで、入社後に「もっと頑張っておけばよかった・・・」と後悔している人は少なくありません。
④会社からの引き止めに悩まずにすむ

会社からの引き止め
転職先が決まっていない状態で今の会社に退職の意思を伝えても、スムーズに受け入れてもらえない可能性が多いです。
上司から、
「期待しているから辞めないで欲しい!」
「一回飲みに行こう!」
などと引き止められると、つい感傷的になり、残りますと言ってしまうことにもなりかねません。
せっかく転職の決意をしたのに、一時の感情だけでその決意を曲げてしまうのは、自分の将来にとってもったいないことですよね。
退職願を出す時に「すでに転職先が決まっています」と伝えられれば、粘り強く引き止められることはないでしょう。
⑤税金や年金・社会保険の手続きは面倒です

面倒な手続きが待っている
転職先が決まってないで退職すると、退職後の税金や社会保険の手続きは自分で行なう必要があります。
市民税、国民年金、国民健康保険などの手続きは慣れていない人が多いため、わずらわしく感じるもの。
年金や健康保険は、離職期間が2週間以上であれば、切り替えの手続きが必要です。
また、会社から離職票をもらい、雇用保険の手続きが必要となることもあります。
その点、転職先が決まってから退職した場合、会社の担当部署が手続きをしてくれるので自分で行う面倒がありません。
すぐに仕事辞めたいけど転職先が決まらない人が使うべき:転職エージェント

転職サイトと転職エージェントは似ているようで異なります。
転職エージェントはプロのアドバイザーで、あなたに寄り添いサポートしてくれる存在です。
初めての転職であれば、なおのこと転職エージェントを利用するべき。
未経験の業界・職種への転職の場合もエージェントを使うべきです。
転職エージェントで求人を提案してもらうメリット①:非公開求人

非公開求人
転職エージェントで求人を提案してもらう最大のメリットは非公開求人を紹介してもらえることです。
転職エージェント各社が取り扱っている求人ですが、約8割が非公開求人です。
「転職サイトで扱っていない非公開求人を見れるから、転職エージェントを利用しよう」とうたっているサイトは多いですが、非公開求人には実際にどのような求人があるのでしょうか。
企業が非公開求人として転職エージェントに紹介しているのは以下のような求人です。
- ターゲット条件に合致した候補者だけにアプローチしたい求人
- 競合や自社社員にはまだ知られたくない求人
詳しく説明していきます。
ターゲット条件に合致した候補者だけにアプローチしたい求人
企業にとって中途採用は、中長期での幹部候補採用や年齢バランス調整などを目的とした新卒採用と異なり、現場の部署における直近の課題の改善・解決のための採用がほとんどです。
そのため即戦力となる経験やスキルを求める傾向が強く、誰でも採用ターゲットの対象になるわけではないのです。
特に人気企業となると、求人媒体に広告掲載してしまうと、条件に合致しない転職希望者の応募が殺到してきてしまいます。
ターゲットとならない人を選別したり、お断りの連絡を入れるだけでも、非常に手間やコストが掛かるものです。
なので、未経験者OKの大量採用求人は、転職サイトや自社HPでも募集を行いますが、特定のポジションでぴったりのスキルや経験を持つ人だけにアプローチをしたい場合には、非公開求人として転職エージェントに紹介を依頼しているというケースが多いです。
競合や自社社員にはまだ知られたくない求人
求人内容によっては、競合や自社社員にはまだ知られたくない求人というのが存在します。
例えば、新規事業に関する求人の募集や、役員レベルの募集などが該当します。
公開・公募はしたくないけれど、経営課題上重要であるために、やむを得ず転職エージェントに非公開求人として依頼を行う、というケースもよくあります。
転職エージェント側が求人を企業側に逆提案するケースも
求人は常に固定されているものではなく、現場の責任者や決済者のニーズから生まれるものなので変動するものです。
転職エージェントは、企業のキーマンから直接ニーズを掘り起こせる立場にあります。
そのため、転職者の適性に応じて、求人募集されていないポジションや存在していなかった職種などを新たに提案・打診してもらえるケースもあります。
転職エージェントで求人を提案してもらうメリット②:意外な求人

意外なことも
非公開求人以外にももう一つ、転職エージェントで求人を提案してもらうメリットがあります。
それは、一人で求人を探していた場合には巡り会えないような企業の求人に出会える可能性があるということです。
自分で転職サイトなどで求人を探す場合には、自分の希望する条件を入力し、求人の絞り込みを行います。
あくまで「主観」で、自分の見たい求人だけを絞り込んでいる状態といえます。
一方で、転職エージェントを利用する場合は、キャリアアドバイザーがあなたとの面談を通して、あなたの志向性やこれまでの経験、なりたい姿をヒアリングした上で「客観的な立場から」求人を提案してもらうことができます。
その結果、自分ではまず探さないような、でも自分の志向性や希望にマッチした企業の求人に出会える可能性があります。
転職エージェント経由のエントリーの方が書類選考通過率は高まる

書類選考通過率は高まる
そもそも書類選考を通過しないと、面接を受けることすらできません。
少しでも多くのチャンスを得るために書類選考の通過率を高めたいのなら転職エージェントは活用したほうが有利です。
転職エージェントであれば、一人一人を丁寧に企業の採用担当者へ、レジュメだけでなく面談した所感などの推薦文を添付した上でエントリー処理を行ってくれるため、書類通過率が高くなります。
場合によっては、同時に電話でもフォローを行うエージェントもいます。
転職者が思っている以上に、書類選考は公平に行われているわけではない実態があります。
書類選考ではじかれてしまう2つの理由
書類選考で弾かれてしまう理由には、以下の2つがあります。
転職活動でなかなか書類選考を突破できない人は自分が当てはまっていないかチェックしてみてください。
- 的外れなエントリーをしている場合
明らかに今までのキャリア・経歴・スキルでは、対象とならない求人を受けてしまっている場合のことです。
対象とならないことを知らずに、エントリーをしても落ち続けるのは当然です。
しっかりと現実を受け止め、戦略を考え、今の経験・スキルでチャレンジできる会社や求人にエントリーをしていくしかありません。
- 他の転職者に埋もれている場合
大手求人サイトや、企業のHP経由などでエントリーした場合に多いのですが、一定期間内に多くのエントリーが一斉に処理されてしまいます。
他の候補者と一緒に比較検討されてしまい、面接官や採用担当者は選びたい放題の錯覚を起こすことになりがちです。
そのため、書類上で目立つ人しか通過しないような状況が起こってしまうのです。
選考の日程調整やスケジュール管理:転職活動期間の短縮につながる

スケジュール調整
現職の仕事をしながらスケジュール通りに転職活動を進めていくのって意外と難しいです。
プロである転職エージェントに任せることで、企業への連絡が遅れてしまい、人事側の印象を悪くしてしまうリスクや、マイペースで転職活動を進めてるうちに募集が終了してしまうリスクなどを回避することができます。
複数社の内定のタイミングを合わせてくれる
転職エージェントを使わずに自分で5~6社の選考を並行して受けていると、内定のタイミングを調整するのは非常に難しいです。
企業側としては「内定を出した人に、なんとしてでも入社して欲しい」と思うので、内定の回答期限を1週間以内に設定することが多いです。
なので十分に比較検討できない中で意思決定をしなくてはならなくなります。
一方で転職エージェントは、企業ごとの選考スピードを把握していますので、転職者の優先順位などを理解した上で、面接や選考の順番やスケジュール感をうまく調整してくれます。
可能な限り全ての選考が終わってから、転職者が各社をしっかりと比較しながら、納得した上で意志決定できるように段取りをしてくれます。
有給が取りづらい企業に勤めている場合
平日の日中に求人企業の面接へ行くのはなかなか難しいですよね。
とはいえ「終業後の遅い時間帯や土日の面接を直接企業の人事に依頼するのは、気がひける・・・」という方も多いのではないでしょうか。
転職エージェントに間に入って面接の調整をしてもらうことで、心象を悪くするリスクなく、できる限り希望に近い形でのスケジュールで選考を受けることが可能になります。
面接対策をしてもらえる

面接対策はありがたい
「新卒の時はそれなりに面接は上手くいってたのに、転職になるとぜんぜん上手くいかない」
「それなりに手応えがあるのに、なぜか分からないけど面接で落とされてしまう」
という悩みを抱えている人は結構多いです。
「新卒の面接と中途の面接は違う」という事を自覚せずに「なんとかなるだろう」という感じで面接にのぞんでしまっていませんか?
新卒採用と中途採用の面接は全く違います。
新卒面接と中途面接では、面接官が見ているポイントが違うからです。
もっと言うと、企業によっても面接で重視するポイントは違ってきます。
転職エージェントはそれぞれの企業が面接において、どんな視点で求職者を評価するのかを知っています。
それをもとに回答内容や話し方に対してアドバイスをくれたり、模擬面接を行ってくれるため、一人でやるよりも「効率的に」「確率の高い」面接対策をすることができます。
さらに、何百人と転職支援を行ってきた経験とノウハウによって、面接での成功・失敗事例を多く知っています。
そのノウハウをもとに、転職者が面接でつまづきやすいポイントを事前に指摘・改善してくれるので助かります。
給与などの条件交渉を代行してくれる

条件交渉を代行してくれる
選考が進み内定の段階になると、企業は転職者の年収金額を決めていきます。
大手企業などでは一律で給与テーブルが決まっており、変動要素がないこともありますが、転職者の前職年収や希望年収、選考過程での評価によって変動するケースがほとんどです。
年収交渉を自分でするのは気まずかったり、逆に印象を悪くして評価を下げてしまうリスクがあります。
しかし、転職エージェントが間に入って、上手く調整・交渉してくれるので、自分で条件交渉するよりもスムーズに進みます。
言いにくいことは代わりに言ってもらいましょう。
希望の配属先になるように調整をしてもらえることも

配属先の調整
配属先の決定は基本的に内定が出た後にすることが多いです。
そのため、選考中は、転職者の希望配属先については参考程度にしか受け止めないこともよくあります。
複数の内定が出た人などは、配属先によって自分の志望企業の優先順位が変わる可能性がある場合があります。
配属先に要望があるということを企業側としっかりと共有することでマッチングミスを減らすことにつながります。
しっかりと伝えておくことで、内定者の配属先を、希望してる配属先になるように社内で調整してくれることもあります。
こういった配属先の調整は、両者の本音を深く把握している転職エージェントが間に入るからこそ実現できることです。
次の仕事決まってないけど辞める決断をした方が良い人

「早く今の仕事を辞めてしまいたい」と思っても、次の仕事が決まるまでは退職の踏ん切りは中々つかないもの。
転職先が決まってから退職したほうが良いのなんて、そりゃ当たり前ですよね。
忙しい毎日の中で、しっかり時間をかけて転職先を吟味できる人の方が少ないと思います。
次の仕事決まってないけど辞める決断をしたほうが良い人をご紹介します。
心身ともにストレスで限界が来てるなら退職すべき

ストレスで限界の男性
今の仕事がストレスまみれでもう限界にきているなら、まずは休むことが先決。
身体の不調、心の不調、大抵はどちらも限界に来てることが多いです。
いちばん怖いのが、脳にダメージが蓄積されてること。
身体の疲労は休めば抜けやすいですが、心の疲労はそう簡単には回復しません。
代表的なのがうつ状態。
脳にダメージが蓄積されると疲労が溜まり続け発症することが分かっています。
うつは早めのケアが鉄則。
遅れるとなかなか治らず、何年も暗闇をさまようことになりかねません。

うつ状態を軽く見ない方が良いです。
まずは休める環境を作ること、それが無理なら退職も視野にいれときましょう。
うつで退職するなら、辞める前に診断書を医師に書いてもらうことも忘れずに。
ハローワークで手続きする際に添付すると、雇用保険(失業保険)の支給が3カ月を待たずにすぐに貰えることもあります。
(この判断はハローワークの担当者により異なるようです)
今の仕事が忙しすぎて転職活動の時間を確保できない人

仕事が忙しすぎる人
現職が忙しすぎて転職活動がそもそもできない人も、次の仕事決まってないけど辞めることを考えてよいと思います。
就活にのぞむには、しっかりとした自己分析と志望動機の洗い出しが必要になります。
これらが整理されないまま面接にエントリーしても撃沈する可能性が高くなるだけです。
なのでどうしても時間を確保できない状況なら、辞めてから転職活動したほうがメリットが大きいかもしれません。
辞める前か、辞めた後かで迷う余裕があるくらいなら、辞めずに転職活動することを強くおすすめします。
焦りと不安がデメリットになることのほうがはるかに大きいからです。
35歳以上の人は勢いで辞めないほうがいい

後悔することのほうが多い
35歳以上の人ならば、辞めるのは慎重に考えたほうが後悔しないですみます。
自分のスキルや実績に相当な自信があれば別ですが、そうでない場合は年齢がネックになって採用されづらくなるからです。
企業側にしてみれば、30代後半~の採用は、よほど実績・経歴がしっかりしてないと怖くて採用できない、という本音があります。
35歳以上の人は、
- これからの成長の伸びしろは薄い
- プライドがあるのでなかなか素直になれない
と見られてしまうことが多いからです。
もちろん個人差があることですが、一般論としてこのようなイメージをまず持たれてしまうので、採用のハードルは高くなりがちです。
企業が求める35歳以上の方のスキルって、即戦力とマネージメントスキルです。
なので管理職クラスのポジションがあらかじめ用意されていて、それに見合うキャリアの人材を求める傾向があります。
35歳以上の方は、自分のこれまでの経歴を深く見つめなおし、より細かい自己分析をする必要があります。
次の仕事を早く決める方法

次の仕事を早く決める方法はある
同業種・職種に転職することが一番早い
同業界・同職種であれば転職は比較的かんたんにできます。
これはどの年齢にも当てはまることです。
企業側からすると、いくら人材が不足していても、一から人を育てるよりは経験値のある人を採用するほうが時間もリソースも無駄にしなくて済みます。
やっぱり「経験者を採用したい」が企業の本音です。
次の仕事決まってないけど辞める決断をした場合は、前職と同じ業種、もしくは職種を軸に転職活動を進めれば期間をぐっと短くすることができます。
転職エージェントを活用するのも鉄則
- 自己分析
- 企業研究
- 業界研究
- 書類を書く
- 面接対策
一人で就活するとなると、これらを全て自分ひとりで行うことになります。
ただでさえ早く就職先を決めたいのに、時間がいくらあっても足りません。
転職エージェントを利用すれば、
- 客観的に自己分析をすることができる
- 企業の情報をかなり詳細まで教えてもらえる
- 履歴書の添削や面接のコツも教えてもらえる
これら全てのスピードを早めることができます。
「時間がない!」という人ほど転職エージェントを有効活用しましょう。
どうしても別業種に転職したい場合
「でも、今の業種はもうこりごり・・・」
「今の職種ではなく、別の職種に転職したい」
というケースもあると思います。
今の職種が自分に合っていない場合、また続けても辛いだけです。
こういったケースは、人材が不足している職種を狙って転職活動するのがおすすめです。
人が不足している職種は、
- 営業
- 販売
- エンジニア/プログラマー
- 介護
- ドライバー(タクシー・長距離)
などがあります。
どうしても別職種に転職したいということであれば狙ってみる価値はあります。
もしくはベンチャーやスタートアップ企業を狙うのもありだと思います。
ベンチャーやスタートアップ企業も人材が足りてないところがほとんどだからです。
仕事量的には増える可能性はありますが、やりがいにつながることも多いです。
ベンチャーだとリモートで働けるところも結構あるので、働き方の自由度は高くなるかもしれません。
結果、ストレスを下げることに成功することも期待できます。
仕事辞めたあとの生活のためにすべきこと

「次の転職先が決まっていないけど勢いで辞めてしまった・・・」
そんなノープラン状態で仕事辞めたあとの生活はどうすればいいでしょうか。
生活のためにまずすべきことをお話します。
お金の問題と直結する生活費の対策

生活費の心配
仕事辞めたあとに一番不安になるのは生活費だと思います。
実家暮らしの方はそれほど焦りはないかもしれませんが、一人暮らしや家族持ちの人は出ていくお金がとにかく気になります。
- 家賃
- 水道光熱費
- 通信費
- 食費
- 交通費
- 子供の学費
- 生命保険・自動車任意保険
ざっと見積もっても1カ月あたり10万~25万くらいの支出になるのではないでしょうか。
雇用保険から失業手当がもらえるのは、退職してから3カ月後です。
なので3カ月間は無収入に耐えられるだけの生活費を確保しておく必要があります。
「いや、そんな生活費準備する前にもう辞めちゃったんだけどどうすれば・・・」
という人は、日払い・週払いのアルバイトを探すのも手です。
すぐにでもキャッシュを手に入れる必要があるならば、仕事内容を選んでる余裕はないかもしれません。
「それでも生活費が足りないんだけどどうすれば・・・」
という人は、頭を下げて頼れるところに頼るしかありません。
身近な所から親兄弟、まずは相談してみましょう。
生活の不安を潰さないことには、自分の希望する条件を妥協してしまって望まない転職になる可能性が残ります。

会社を辞めたあとの年金と健康保険について

社会保険の手続きは?
会社員は退職すれば、会社で加入していた年金や健康保険などの加入資格が失効します。
転職先が決まっている場合はこれらの手続きに対して何らかの案内がありますが、次の職場が決まっていない場合は自分で手続きする必要があります。
その際は、退職した会社から発行される所定の書類が必要になることがあります。
あらかじめ必要な書類を揃えておくと、手続きもスムーズにいきます。
主な書類としては「離職票」「雇用保険被保険者証」「源泉徴収票」「年金手帳」の4つです。
年金の切り替え手続き
厚生年金・共済年金は在職中に毎月の給与から自動的に天引きされますが、退職するとその資格は失効します。
失効後は自分で国民年金保険料を納めるか、配偶者の扶養に入るなどの手続きが必要です。
国民年金への切り替え手続きは市区町村役場で受け付けており、一定期間内に手続きを行わなくてはいけません。
健康保険の切り替え手続き
健康保険も同様に、退職に伴い資格が失効するので保険証を返還しなければなりません。
国民健康保険に新たに加入するか、任意でこのまま会社の健康保険を継続するか、配偶者の扶養に入るかを選ぶことになります。
こちらも退職後一定期間内に、市区町村役場や社会保険事務所にて手続きを行う必要があります。
配偶者や扶養家族がいる場合は、配偶者が働いているかによって、配偶者の扶養に入るのか、脱退して新しく加入するのか見極める必要があります。
配偶者の収入に応じて条件が変わってくるので、自分の状況を把握し、ふさわしい手続きを早めに行っておくことが大切です。
雇用保険(失業保険)の手続きと再就職手当

雇用保険の手続きは?
働く意志がある場合「一定の条件」を満たしていれば、失業保険を受給することが可能です。
一定の条件とは、雇用保険の加入期間が1年以上(会社都合の場合は6カ月)あることです。
つまり、会社に1年以上在籍して保険料を納めていれば、失業保険の受給資格がもらえることになります。
失業保険を受給するには、住所を管轄するハローワークで求職の申し込みをしなければなりません。
ポイントは、「働く意志がある」ことをちゃんと示すために就職活動を定期的に行わないと受給できない、という点です。
もらえる金額は、働いていた期間や収入などに応じて計算されます。
失業給付は自動的にもらえるものではなく、自分でハローワークに行って手続きをしないといけないので注意してください。
失業保険の受給日数が残っているなかで再就職先が決まったら、「再就職手当」をもらえる仕組みもあります。
再就職手当とは、残りの失業保険の一部をもらうことのできる仕組みです。
「1年以上の雇用が見込める」「過去3年間に再就職手当を受給していない」「3分の1以上の給付日数がある」など、一定の条件を満たしていれば受給資格が発生します。
転職活動は長期戦になることもあります。
貰えるものは上手に活用して有利に転職活動を進めたいですね。
仕事を辞めたあとの住民税・所得税の手続きについて

辞めたあとの税金はどうなる?
住民税
住民税は、その土地に住んでいる人が地域に支払う税金です。
会社に在籍しているときは、会社が給与から天引きして勝手に支払いをしてくれていました。
しかし、退職後はこれらの手続きを自分で行う必要があります。
住民税で注意しておくべき点は、所得税とかとは違って、去年働いて得たお金に対して税金が掛けられるという点です。
そのため、退職して今はどんなに収入が少なくなったとしても、去年たくさん稼いでいたのであれば膨大な金額が請求されてしまうこともあります。
失業保険などで貰ったお金は全て生活費に回すのではなく、住民税の支払いのためにストックしておくことをおすすめします。
退職してしまった後は、自分で支払うのが基本になります。
退職月によって手順も変わるので、まずは市役所などの公共機関に問い合わせをしてみて下さい。
所得税
会社員の時は給与から天引きされていたと思います。
所得税は一年間働くことを前提に税率が掛けられているので、多くのケースで確定申告をすれば払いすぎた分を返してもらえます。
在職している時は会社が年末調整をやってくれていたので確定申告をしたことがない人の方が多いと思います。
退職してしまったら、自分で確定申告をして払い過ぎた税金を取り戻す手続きをする必要があります。
確定申告を行うためにはいくつかの書類が必要となり、時間も掛かります。
後になって困らないように事前によく調べておきましょう。
心や体が疲れて辞めた人は休息も必要

休息も必要
仕事を辞めてしまった後は、とたんに生活が不安になり、「すぐに再就職先を探さなければ」と焦る人もいるでしょう。
しかし焦りながらの就活は良い結果になることは少ないです。
特にストレスで心や体が疲れて果ててしまい、逃げるように仕事を辞めた方はまずそちらのケアをすることが大事です。
「心と体」そろって健康であるからこそ、仕事ができます。
まだ万全ではない状態でそのまま再就職先を探したとしても、また同じ状態になってしまうかもしれません。
心が健康でない時は、冷静な判断ができないので、前職よりさらに良くない環境の転職先を選んでしまいがちです。
日本にはいろいろな保険制度が備わっています。
保険を活用しながらしっかりと休養し、心と体に元気を取り戻しましょう。
必要な資格の勉強

資格を手に入れる
転職を考える際、次はどんな仕事に就きたいのかを考えるのはとても重要です。
人によってはより専門的な職業に就きたいと考えるかもしれません。
そんな時は資格があると有利になるケースがあります。
「退職してしまったら資格なんて取ってる暇はないよ!」と思う方も多いでしょうが、失業手当を貰いながら職業訓練学校に通える方法があります。
期間はだいたい6カ月間となる学校が多く、その間に資格を取るサポートもしてくれます。
授業内容もやりたい職種により様々なコースが設けられており、溶接などの製造業系の専門技術を教えてくれるコースもあれば、IT系で有利になる情報処理技術者向けのコースもあります。
職業訓練学校に通ういちばんの魅力は、今まで経験してきた業種・職種とは違った業界へ就職したい場合に、必要スキルを身につけられることです。
しかも失業手当を貰いながら。
お金を貰いながら勉強できるなんて日本の保険制度は恵まれてます。
詳しくは管轄のハローワークへ問い合わせしてみて下さい。
職業訓練学校については自分から切り出さないと、詳しく教えてくれないことがほとんどです。
失業手当を支給するより就職してくれたほうが税金が掛からずに済みますからね。
転職サイト・エージェントで情報収集

情報収集を始めよう
転職をする際は、次にどんな仕事に就いたら良いのか、多くの人が悩むはずです。
とくに前職で思うような仕事ができなかった人は、自分にはどんな職場が向いているのか、悩んでしまうかもしれません。
そんな時に役立つのが転職サイトや転職エージェントです。
転職サイトは、自分の知らなかった仕事などの情報をしっかりと確認できます。
でも会社の方に自分で直接問い合わせしにくいこともあります。
そういう時は転職エージェントを通して聞いてもらうのが安心です。
金銭面や福利厚生など、なかなか聞きにくい部分もしっかりと教えてくれます。
待遇面で誰しも譲れないポイントってあると思います。
次の就職先は妥協せずにしっかりと選びたいと考えるのが普通です。
雇用条件についても交渉してくれるので、転職エージェントは心強い味方になってくれます。
ぜひ活用してみて下さい。
以上、「仕事辞めたいのに転職先が決まらない!と焦りだす前に。辞めてからの転職は不利なのか?」というお話でした。